人が死ぬから面白い /グレイズ・アナトミー
グレイズ・アナトミーがNetflixでの配信を終了したと、今日気がついた。
何回も見返すくらい好きなドラマ。
グレイズ・アナトミーは名前の通り医療ドラマだけれど、
医療と関係のないところで命を危険に晒しまくる。
患者が亡くなるのは医療ドラマでは当たり前。
でも、このドラマでは医者が高頻度で死にかける。
ありえないくらい感情をションダ・ライムズ(脚本家)のジェットコースターで振り回され続けた。
「なんでそいつを殺すんだよ…」と恨みを抱えながら300話以上観た結果、私の考えも変わり始める。
その結果、
「ドラマって、メインのキャラが死ねば死ぬほど面白くなるんじゃないか?」
という結論にたどり着いた。
決して、死ぬから面白いわけではない。
好きなキャラが死ぬことで感情が大きく揺さぶられる、その感情の起伏が面白いようだった。
ちなみにションダが人を殺すときは基本的に役者が降板したときが多い。
彼女なりの生存の選別方法はありそうだけど、単に揉めたからというわけでもなさそう。
ションダ・ライムズが携わるドラマは、基本的に同じような要素を持っている。
彼女のドラマ特有の、他のドラマにはない麻薬のような中毒性があると思う。
正式な日本語タイトルは『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』。
海外ドラマにありがちなクソださサブタイトル。むしろ呼びたくなるものだ。